偏なテレビの直し方 日本をダメにした久米宏と筑紫哲也


偏なテレビの直し方―日本をダメにした久米宏と筑紫哲也

著者/訳者: 三輪 和雄/
出版社  : 全貌社
出版日  : 1997/06

  1. 1990年代後半の、10時につかみとしてのおちゃらけた久米->11時に押さえとしての重みのある筑紫のコンビネーションは最強だったらしい。ちょっと、首をかしげるようなニュースも、2時間で納得してしまう。
  1. テレビは免許事業であって、放送法を守らねばならない。好き勝手に出版してもいい新聞とは違う。
  2. 偏向報道について検証しようにも、テレビ局は著作権を盾にVTRを出さない。
  3. TBSオウム事件の反省から作られたオンブズマン制度は何の役にも立たない。

偏向報道の例がたくさん載っているが、最近の石原都知事を怒らせるような無茶無茶な報道に比べればかわいいものかも。

TVが情報源だった90年代と比べて、今がどれほどインターネットの時代であるのかを逆に検証することができる。