けなす技術


けなす技術

著者/訳者: 山本 一郎/
出版日  : 2005/03/23
人の評判はマスコミと違ってコントロールできない。ネットでの言及数が売れ行きを左右する。
ブログの読者は、作者の持っている商品名や興味を持っていることを知りたがる。
書いてこそ意義のあるブログは書き続けられないというジレンマ。
ブログの機能はアクセス数に影響しない。
更新数が少ない場合は検索エンジン経由、毎日更新するとRSSやURL直接入力によるアクセスが多い
更新の頻度による集客は100人程度が限界。
『俺の意見を聞け』的なブログが思ったほど人を集めない。
書き手の興味対象の変遷が、読者を違う世界に連れて行く。
コミュニティツールの陳腐化の波は4,5年でやってくる。ついていけない人が脱落していく。
コミュニティはユーザーの質が成長限界を決める。

  1. 口コミ的マーケティング
  2. SEO
  3. オピニオンリーダーを味方につける

関心を持たない人に関心を持ってもらうための方法論がない。
政策上の問題やビジネスの話題は、野次馬の適当な物言いが「社会の空気感」を形成し「国民の意見」として大勢を占める。
公的資金投入のときのように、メディアのあおりが国民の理性的判断を狂わせ負担を増加させる。
ブログ勢力は従来のメディアに取って代わることはできない。
扇動のツール

バーク主義
われわれは社会の一部として存在する。

オタクの過大評価
理研 http://www.glocom.jp/ised/
ネット個人主義、コモンセンスの崩壊、分断されてきた個人の属性を再定義する。
ネット個人主義はゴミカス程度の影響力しかないかも
現実でへたれはネット社会でもへたれ
右でも左でもなく、本質的に偽善や欺瞞を嫌う。
20世紀にはまず表ざたにならなかった問題、ハンナンとかナベツネとか西武とか
集団ヒステリーは欺瞞か笑いつまりはネタによって引き起こされる、日々の社会生活におけるガス抜きとしての現象。