複業で成功する58の方法
著者/訳者: 中谷 彰宏/ 出版社 : 成美堂出版 出版日 : 1997/08 |
作者の中谷彰宏氏は博報堂で8年間CMプランナーの後独立した。
そういうわけなのかどうなのかは知らないが、この本の大半は
会社経営者への忠告で構成されている。
彼が「おじさん」と呼ぶ仮想上司に対して、ひたすら反論を
つづける。広告会社の中はイメージと違ってずいぶん地味であったり
、社内ではぶつかることが多かったのではないかと想う。
1959年生まれの彼は、おいらの4年先輩である。彼がおじさん
と呼ぶ世代には、結構かわいがってもらったので、「そんな悪い人
ばかりじゃないよ」と思ってしまうのは、甘ちゃんですか。
- ポイント
- 会社の看板は使えないので自力でがんばること
- 右脳型というのは今となっては笑えるキーワードだ
- 複業というキーワードがこの本の核なんだろうな
- ドラマとか映画の例を出しても説得力はないなあ
- 社内の評判が落ちても気にするな
- 好きなことをやれ
- 軽く読めるような本を書け
1時間ほどで読めてしまったこの本は、原稿用紙300枚程度らしい。
巻末には大量の作品紹介が載っている。
さっと読めてしまう軽さというのは、読者と作者の双方のニーズを
満たしている。だから、この人の本は売れるんだろうなと思う。