巨大隕石が地球に衝突する日 人類最大の危機を回避するために
著者/訳者: 磯部 シュウ三/ 出版社 : 河出書房新社 出版日 : 1998/04 |
映画「アルマゲドン」みたいなことは、いつ起こってもおかしくないというのは本当か。
木星と火星のあいだにあるアステロイドベルトには数十億個の小惑星がある。いめーじどしては、細いわっかみたいな
モノかと思っていたら、木星と火星の間一面に散らばっている。
恐竜を絶滅させた直径10キロメートル級のものはほぼ見つかっている。
直径数100メートル級のものでも、都市に落ちたら壊滅状態。海に落ちたら大津波が予想される。
小惑星の軌道は多体問題になったばあいきわめて予測が困難。
彗星にいたっては速度も速く分裂もするのでさらにやっかい。
太陽系は冥王星のずっと遠くにあるオールト雲で取り囲まれている。そこには10兆個はくだらない彗星が存在する。
太陽系惑星と同心円上にカイパーベルトというものがありそこには10億から100億のハリー彗星級の彗星がある。
クラークチャップマンとデビットモリソンの計算によると、今日のアメリカ市民にとって天体衝突で死ぬ確率は2万分の1で、飛行機事故で死ぬ確率と等しい。
対策としては早期発見がポイントなのはわかるが、そのあとどうするのだろう。