マディソン郡の橋


マディソン郡の橋

出版社  : 文芸春秋
出版日  : 1997/09

 死んだ母ちゃんが本棚にしまってた本。今頃になって、なんとなく気になったので読んでみた。
初老にさしかかろうとするころあいの筋肉質のカメラマンが、高校生ぐらいの子供を持つ母親に出会い恋におちる、不倫の物語。
40半ばの母親が、まるで少女のように振る舞うところでゲンナリしてしまった。絵を想像するともうどうにもこうにも。
山本リンダとか由美かおるとか、年齢に負けないような人を想像するがやっぱり感情が入らない。
大隈賢也にも限界があるように、おいらにもまた限界というものがあるのだ。
唯一共感できる人物は、不倫されている旦那ぐらいのものだ。
なぜこの本で泣けるのか、おいらにはさっぱりわからないけどね。
これはきっとこれはおばさんたちののおとき話なんだろうなと思う。
そしてきっと、母ちゃんも夢を見たかったんだろう。ようやくおいらも泣けてきた。