出る杭になる NGOでメシを食う!


出る杭になる―NGOでメシを食う!

著者/訳者: 高見 裕一/
出版社  : 築地書館
出版日  : 1998/05

作者の経歴
神戸生まれ。小学3年生のとき両親は別居。
高校生のときはワルだった。学校に行かずヒッチハイクで旅をする。
大学生のとき、「関西リサイクル運動市民の会」を作る。
フリーマーケットを開催。次々に成功するが、東京ドームで失敗4000万円の借金を作る。その後借金は6000万円まで増え、再び関西へ。
2年後に借金返済のめどが付き、再び状況。東京での人間関係を作るため、自分の家を借りず、その日にあった人に泊めてもらう作戦に出る。
その後、「らでぃっしゅぼーや」の有機農業宅配をはじめる。1993年に衆議院議員選挙に立候補し当選。1995年に阪神淡路大震災の被害者救援に走る。
1年後、肺炎をこじらせて生死の境をさまよう。10月の選挙で落選。
 環境を守ることをライフワークにして、さまざまな運動を展開するその手腕はすごい。
反体制の市民運動から脱却して、事業として成立する新しい道筋をつけた実績も認める。
しかしながら、この人を好きにはなれないし信用する気にもなれない。
どうして福袋を買わないことが環境を守るのか、なぜギャンブルがダメなのか。
誰が一番得をして、誰が損をしているのかを考えて読むとますます違和感が広がってしまった。