はてなの本



はてなの本



出版社  : 翔泳社
出版日  : 2004/09/09

活字って素晴らしい。本にするとこれほどわかりやすくなるものなのか。
何が素晴らしいって、まずスクロールしなくても読めるということ。ページをぱらぱらめくることで、必要な機能に行き着くことができる。
そして、スタイルシート一覧は圧巻である。見開きで24ページを見ることができる。
 ヘルプをプリントアウトしただけではなく、プロの編集者がレイアウトしたのだ。当然とはいえ、改めて本のもつ潜在能力に感心する。
SIDE-Bから読むと、近藤氏のインタビューが約100ページ。「はてな」の製作意図と、実際の使われ方について語っている。
そういうことを知らないので、ひたすら読んだ本の感想を今まで書き続けてきた。
はてな」には、人をつなげる仕掛けがたくさんあって、同じ趣向の人をくっつけるようにできているようだ。
おそらくは今のように「読書メモ」を書き続ける限り、それらの機能が有効に働くことはないだろう。
最初からそういうことがわかっていれば、もっと日記としての使い方をしたのだがいまさら変えたくはない。
キーワードをたどってこのページに来てもらった人には申し訳ないが、このページに自動リンクされたキーワードは、
単に読んだ本の中に登場したから書いてあるだけで、個人的には何の思い入れもないし、その多くは説明にもなっていない。
 ネットワークを使ったサービスを新たに構築するということでいろんな人がいろんな試みをしているとはいえ、結局のところは人と人をいかに結びつけるかということに行き着いてしまう。
 オークションはモノとお金の面で人を結ぶし、2ちゃんねるは人には言えない心の影の部分の共感だったりするが、
はてな」はアンテナも含めて、埋もれている人を引きずり出すところが特色だろうか。
人と人が会うということは、会うというテーマで「会いたい人に会う」、「会うべき人にあう」、「会いたくない人に会う」とか考えていく
いや、それをここに書くことは、この本の感想からは逸脱する。