リスク―神々への反逆 (上) - 人生と経済の読書メモ

出版日　　: 2001/08

数学の偉人

フィナボッチ: リベル・アバツキ
ディオファントス: 代数
パチョーリ: 算術、幾何および比例大全1494
ジロラモ・カルダーノ: アルスマグナ1545　等号をはじめて使う。その意味は「一組の平行線以上に等しいものはない」、ギャンブルに関する論文「偶然のゲームの書」
ポールーロワイヤル: パリの修道院に集う人たちが「論理学」という哲学と確率にかんする独創的な研究成果を生み出した
パスカル: パスカルの３角形、無限距離を持ったコイントス
フェルマ: フェルマの最終定理
ハッキング: 効用
ジョン・グラント: 死亡調書の自然的および政治的観察
ハレー: 妥当な生命保険料の算出、生命表
ダニエル・ベルヌーイ: 期待値
ヤコブ: 対数の法則
ド・モアブル: 「終身年金」と言う論文、正規分布曲線
ベイズ: 偶然論の問題解決に向けてのエッセイ
リチャード・プライス: 死亡保険金支払いに関する考察
ガウス: 観測値は平均値の両側に対称に分布する
フランシス・ゴールトン: 「優生学」、「何でも測定しろ」「遺伝性の天才」平均への回帰、相関
ランベール・アドルフ・ケトレー: 「社会的体格」、正規分布に心酔

　数学はわずかばかりの天才によって飛躍する。フェルマとパスカルのように、お互いに刺激しあうことで相乗効果を得ることもある。