ラビ・バトラの大予言


ラビ・バトラの大予言

出版社  : 総合法令出版
出版日  : 1995/06

 瞑想により無限の存在との対話はわかった。しかし、それはバトラ氏のプライベートなことだ。わざわざ社会・経済予測の本に書くことはないだろう。

 かれは社会主義終了という予言を行い的中したので脚光をあびた。しかしながら、1995年から始まる大恐慌により2010年までに資本主義は終了するという予言ははずれそうだ。

 当時4000ドルだったダウ平均は10000ドルをいったん突破した。(Anyone but Clinton)として、すぐにでも大統領が変わるはずだったのに、クリントンは3期目いっぱいつとめて、花道を引退した。

 日本は予想道理株価は10000円どころか8000円すらも割ったが、金融危機と言っていいのかという議論を国会で行うほどのんびりしたものだ。

 資本主義が崩壊した後はプラウトという貧富の差がない理想的な社会が実現するらしい。それは多分希望的観測というやつだ。

 「こうなってほしい」と願い続けると「こうなるだろう」と思えてくる。個人的な問題ならいいが、客観的なものの見方をしないといけない人がこれではだめでしょう。